社会福祉法人 中野あいいく会 様
介護/福祉システム 絆あすなろ台帳の導入事例
2021.01.20

紙ベースだった実績入力を『絆あすなろ台帳』でシステム化
国保連への請求までの時間短縮を実現

介護/福祉システム 絆あすなろ台帳を導入いただきました「社会福祉法人 中野あいいく会」様の導入事例をご紹介いたします。

中野あいいく会様は、知的障がいのあるお子さんを持つ方々が主体となり、2002年に設立された社会福祉法人です。現在は中野区内で相談支援、日中通所、グループホーム、居宅・移動支援のサービスを行い、8つの事業所を運営しています。2008年に障がい者福祉システム『絆あすなろ台帳』を導入。理事長の上西 陽子様と、事務長の寺木 敦子様に、『絆あすなろ台帳』を導入した経緯や、使って良かったことなどを伺いました。

(2020年12月取材)


各事業所をネットワークで接続。現場での実績入力を可能に

中野あいいく会様は、設立当初より事業所ごとに利用者実績を紙ベースで記録していました。国保連(国民健康保険団体連合会)への請求データを作成する際は、各事業所から記録用紙を集めて、本部スタッフが国保連の簡易入力システムに利用者実績を入力。時間がかかる作業のため、国保連に提出できるのが期限の直前になってしまう状態が続いていたそうです。

2006年に障害者自立支援法が施行され、2009年4月からは利用者実績を日割りで国保連へ請求する形式へと制度が変わることがわかりました。紙ベースの管理では実績入力が間に合わなくなると考えて、制度が変わる前にシステムの導入を検討し、2008年12月に『絆あすなろ台帳』の導入を決断します。

「『絆あすなろ台帳』は、区が運営する障がい者福祉施設5カ所に導入実績があったので安心だと判断しました。ウチダエスコからは、本部へのシステム導入に合わせて、各事業所をネットワーク(VPN)で接続する提案もありました。ネットワークでつなげば、各事業所のスタッフが本部のシステムを使って実績を入力できるので、本部スタッフがデータを回収したり、システムに取り込んだりする必要がないとのこと。ウチダエスコにネットワーク構築も頼めることがわかり、『絆あすなろ台帳』の導入を決めました。全て任せられたので助かりました」(寺木様)

使用開始前から安心できたサポート体制。使いやすいシステムで業務効率アップ

『絆あすなろ台帳』のメリットについては、以下の3点が挙がりました。

導入時に利用者情報の移行が可能

新しいシステムで、それまでの利用者情報を継続して活用するためには、データを移行する必要があります。『絆あすなろ台帳』の導入に当たっては、利用者情報を入力したExcelシートを中野あいいく会様から受け取り、ウチダエスコが絆あすなろ台帳に初期データとして取り込む、という手順でデータ移行作業を行いました。

「利用者情報を1件ずつシステムに登録していく手間が省けたため、使用開始までの時間を短縮できたメリットは大きかったです」(寺木様)

国保連への請求データ作成を効率化

以前は、各事業所から利用者実績を集めて、システムに入力するのが本部スタッフの仕事でした。『絆あすなろ台帳』を導入してからは、利用者実績の入力は各事業所のスタッフの仕事になりました。

「本部スタッフは本来やるべき確認作業に専念できるようになりました。請求データ作成をスムーズに進められるので、とても助かっています」(寺木様)

システムの使いやすさと、手厚いサポート体制

『絆あすなろ台帳』は操作がわかりやすいので、特別な研修を実施しなくてもスタッフが使えるようになるため、バージョンアップの際も問題なかったそうです。

「システムの操作について、スタッフから特に不満は出ていません。使い方に疑問点があれば、遠隔操作(リモートサポート)で解決してもらうこともできるので便利です。ウチダエスコは、問い合わせに速やかに対応してもらえるところが良いですね」(寺木様)


時代の変化をとらえて、地域の中で必要とされる事業を続けたい

今後は『絆あすなろ台帳』をどのように使っていきたいか、寺木様に伺いました。

「現在の使い方は利用者実績の入力が中心です。支援計画の作成は一部のみシステムを利用しているのですが、今後はさらなる活用を考えています。ウチダエスコに相談するといろいろ提案してくれるので、採用できるものは採用していきたいですね」(寺木様)

続いて上西様は、中野あいいく会様の将来について語ってくださいました。

理事長の上西 陽子様

「障がい者福祉のあり方は、時代に合わせて変わっていきます。これからは障がいのある方だけではなく、ご家族も含めてサポートできる体制が必要になると思います。現場ではますます人手が欲しくなるでしょう。一緒に働いてくれる方が増えたらありがたいですね。
この仕事をしていて一番の喜びは、利用される方の成長を間近で見られることです。少しの手助けで、できなかったことができるようになっていく姿を見ていると、こちらもうれしくなりますよ。人と関わることが好きな方、人の成長を楽しみにがんばれる方にぜひ来ていただきたいです」(上西様)

ウチダエスコは、中野あいいく会様の活動がますます発展するよう、今後もシステム面から支えてまいります。

お客さまについてCLIENT

社会福祉法人 中野あいいく会様

社会福祉法人 中野あいいく会 様

ホームページ http://www5.famille.ne.jp/~aiiku/
所在地 東京都中野区中野1-6-12
施設紹介 1950年代に、中野区で知的障がいのある子どもの保護者が中心となり、地域に居場所を作るための活動を開始。その活動を引き継ぎ、2002年に「社会福祉法人中野あいいく会」が設立された。「本人のかけがえのない人生のサポートをしたい」という思いから、一人一人のライフステージに合わせたサービスを提供して、地域の中で自立した生活を営むための支援を行っている。

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