

「遠隔の視点(Remote Sensing)」と「近接の視点(Onsite Sensing)」から地球上のあらゆる事象を捉え、さらに、AI(人工知能)やIoT、GIS(地理情報システム)、画像処理などを活用した「分析・解析技術」を加えた3つの要素を融合させて事業を展開している株式会社パスコ様。国土や環境の管理・保全、インフラの維持管理、災害その他のリスク管理や対策など、社会課題の解決に向けた空間情報サービスを幅広く提供されています。「遠隔の視点」を担う衛星事業部では、衛星を利用したリモートセンシング等の技術の普及を目的とした講習会を10年以上前から実施。より満足度の高い講習会を実現するためのツールとして導入されたのが『MAXHUB「All in One Meeting Board」(以下MAXHUB)』でした。先進の技術を伝える場でのMAXHUBの活用方法と、導入によって得られた効果を衛星事業部の石岡様に伺いました。
(2024年11月取材)
「聞く」だけではなく「参加できる」講習へ
衛星関連の利用及び解析技術に携わる皆様や興味のある皆様向けに開催される「リモートセンシング講習会」。オンライン形式と対面形式の講習会があり、対面形式の講習会では10〜15人程度の参加者が会議室に集まり、1人1台ずつPCを利用して講習が進められます。
「リモートセンシングの技術をより身近な技術にするための啓蒙活動として、また、衛星画像を扱う皆様の業務を円滑にすることを目的に講習会を実施しています。セミナーのように講師が一方通行で説明する進行ではなく、参加される皆様にPC上で実際の衛星画像や実利用されるソフトウェアを触っていただいて、講師と対話をしながら、双方向のコミュニケーションを取りながら進行します。この双方向のコミュニケーションにおいて、活躍してくれているのが『MAXHUB』です。導入以前と比べ、受講生の皆様からの積極的な質問、質問に対する講師からの迅速な説明、受講生同士の不明点の共有等、より円滑かつ効果的な講習会となり、「参加できる」講習というスタイルが加速しました。

スムーズ&スマートなコミュニケーションを実現
『MAXHUB』の具体的な活用方法とメリットについては、以下の3点が挙がりました。
タッチパネルモニターで簡単に操作ができ、大画面で情報や手順を共有できる
どなたでも直感的に使える大型タッチパネルモニターの『MAXHUB』。優れた操作性で、PCやタブレットと同様の感覚で使用することが可能です。55型から86型までのディスプレイサイズをラインナップしているので、オープンスペースや会議室、教室など、使用する空間や用途にあわせて最適なサイズを選択できます。
「大きなモニター画面に直接、手で画面を操作できるという点が、私たちが目指す講習会のスタイルにマッチし『MAXHUB』導入の大きな決め手となりました。導入以前は、プロジェクタとホワイトボードを使用して講習会を行っていたのですが、細かい操作やわかりづらい手順をお伝えする際には、個別にPC画面側に講師が移動して説明していました。そのスタイルだと他の受講者の皆さんはどのような操作が行われているのか見ることができませんし、講師も同じような説明を繰り返し行うことになります。『MAXHUB』なら、前に立つ講師がタッチパネルモニターを操作しながら、受講者の皆さんに一度で説明をすることができます。画面のサイズもちょうど良く、後方に座る受講者の方が見えづらいということもないので、情報の共有や説明がとてもスピーディになりました。あと、ドングルを使用して画面を瞬時に切り替え・共有できるのも良いですね。HDMIケーブルを差し替える手間がなく、時間のロスもなくなりました」

ホワイトボード機能で、スムーズかつわかりやすく進行できる
『MAXHUB』は、自由自在に画面に書き込めるホワイトボード機能を搭載。直感的に操作でき、追従性を重視した滑らかな書き心地で、どなたにも快適にご利用いただけます。書き込んだ内容はさまざまな方法で保存・共有が可能です。
「以前は、会議室の壁面にシート状のホワイトボードを貼って、そこにプロジェクタで画像を投影して図や文字を書き込んでいました。そのため、投影する画像を切り替えるたびに図や文字を消す作業が発生して煩雑でした。『MAXHUB』は、画像を映しているディスプレイ上にホワイトボード画面を表示でき、ペンの色や線の太さも自由に変えて書き込めるので、説明のわかりやすさも格段にアップしたと思います。保存して振り返ることもできるので、とても便利です。消す操作も簡単で、ワンタッチで新規のホワイトボードへ切り替えられるので常に快適に使用できるのも嬉しいですね。ソフトウェアの操作を大画面で説明できることに加え、画面を簡単に切り替えて、ホワイトボード機能からリモートセンシング技術の原理を図解説明できることも助かっています。」

使用場所の明るさに左右されず、いつでもクリアに映し出せる
クリアで高精細に映し出せるのも『MAXHUB』の大きな魅力。照明を落として部屋を暗くする必要がなく、画像や文字をいつでもキレイに表示できます。
「プロジェクタで画像を投影する場合、使用する会議室や時間帯によっては室内の照明を落として真っ暗にしないと画像の視認性が確保できませんでした。特に夕方に白黒画像を投影する場合は、室内の明るさとプロジェクタの明るさの影響を受けやすく、調整にとても苦労しました。『MAXHUB』はその心配がなく、外が暗くなる時間帯でも室内の照明はそのままで講習を続けることができます。室内を暗くしたときに手元の資料が見えづらくなってしまうという不便さも解消されました。」

お客さまについてCLIENT

株式会社パスコ 衛星事業部 様
ホームページ | https://www.pasco.co.jp/ |
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所在地 | 〒153-0042 東京都目黒区青葉台4-9-6 日本地図センタービル |
施設の紹介 | 航空測量会社として創業した株式会社パスコ様は、測量・計測技術によって空から地球上を捉えることだけに留まらず、農地面積や公共物の寿命、災害の被害状況など、あらゆる「はかる」を空間情報に融合。「防災・減災」「国土管理」「インフラ管理」「環境保全」「DX・分析」「海外展開」など、さまざまな分野において人と自然が共生した未来社会の構築を目指している。 |
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