『校務支援システムのセキュリティを高めて便利に使いたい』『トラブル時のサポートは?』など
校務支援システムに関するよくある質問にお答えします。

校務支援システムについて、不安や疑問をお持ちではありませんか? 運用し始めてから「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、システムの導入や運用で気になっていることは、導入する前の検討段階から解消しておくことが大切です。
今回は、校務支援システム『スコーレ』の導入を考えている中学校や高等学校から、よく聞かれる「セキュリティ対策」と「トラブル時のサポート」に関して、2つの質問と回答をご紹介します。
Q-1. 「校務支援システム用」と「インターネット接続用」として2台のパソコンを使い分けています。コストや管理を考えると1台にしたいのですが、セキュリティが心配です。解決方法はありますか?
A. 1台のパソコンでセキュリティの高い運用は可能です。
『スコーレ』なら、ご要望にあわせた運用方法をご提案します。
生徒による校務情報への不正アクセスやインターネットからの情報漏えいといった事件が発生しています。そうしたことを受け、校務支援システムのセキュリティについて「何か対策はできないだろうか」というご相談をよくいただきます。
文部科学省の『教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン』では、一般的に学校で使われているネットワークを以下の3つに分類しています。
- 校務系ネットワーク 教職員が生徒の成績や出欠情報といった校務情報(校務支援システム)にアクセスする
- 校務外部接続系ネットワーク 教職員が保護者メールやWeb閲覧などでインターネットにアクセスする
- 学習系ネットワーク 教職員と生徒が学習のため、資料やインターネットにアクセスする
そして、校務で取り扱う機微情報のセキュリティ対策としては、校務系ネットワークを校務外部接続系、学習系のネットワークから論理的または物理的に分離することとしています。

物理的な分離とは
物理的な分離とは、ネットワークごとに使用する端末を分けることです。 例えば、 ・校務支援システム用とインターネット用で2台のパソコンを使い分ける ・校務業務をするための専用の部屋を設け、インターネットに接続できない環境で校務支援システムを運用する といった方法があります。
確実にネットワークを分けられるため、セキュリティを確保するのに有効な手段です。
しかし、複数のパソコンを管理したり、専用の部屋を用意したりするのは、手間やコストがかかるというデメリットもあります。
論理的な分離とは
論理的な分離とは、校務系ネットワーク専用のサーバなどを設置するといった対策をすることで、校務系ネットワークを他のネットワークから分離することです。 この方法であれば、1台のパソコンでもセキュリティを確保できます。
『スコーレ』なら「論理的な分離」で1台での運用が可能
ウチダエスコの校務支援システム『スコーレ』は、サーバ(仮想シンクライアントサーバ)を設置し、セキュリティの高い運用が可能です。

接続するネットワークは、USB認証キーで切り替えを行います。USB認証キーを差し込んでいないときはインターネットなどの外部サイトに接続できるパソコンに、USBを差し込むと校務系ネットワークに接続し、『スコーレ』を操作できるパソコンになります。
業務の内容に応じて、USB認証キーを抜き差しすることで、安全に校務を行えるため、複数のパソコンや専用部屋の用意は不要。校務もインターネットも、1台のパソコンからスマートに行えます。さらに、「校務情報の書き込みはできるが、データのダウンロードはできない」といった細かい制限もかけられます。

USB認証キーの運用例として、
- 教員1人1本ずつ管理しているケース
- 学年ごとに割り当てる本数を1~2本にしぼりキーボックスで管理しているケース
などがあります。『スコーレ』なら、使い方やセキュリティの観点も踏まえて、運用方法を決めることが可能です。
学校により、最適なセキュリティ環境はさまざまです。『スコーレ』は豊富な導入事例から、一校一校のご要望に合わせたセキュリティ対策、運用方法をご提案しています。
Q-2. 校務支援システムが不調のとき、原因がシステムなのか、周辺機器なのか特定できない場合に、どこへサポートを頼めばいいかわからず困っています。『スコーレ』はどのような対応をしてくれますか?
A. 一般的に、保守はそれぞれの会社に頼むものですが、ウチダエスコなら同じ窓口で対応します。
一般的に、校務支援システムの保守はシステムメーカー、機器の保守は機器メーカーというように、それぞれの保守窓口は異なります。校務支援システムに不具合が生じたとき、システムメーカーへ連絡すると「機器メーカーに問い合わせを」と言われ、機器メーカーへ連絡すると「システムメーカーに問い合わせを」と言われてしまう、そんな“たらし回し”を経験した学校も多いのではないでしょうか。
特に、学期末や年度末など多忙なときほど、トラブルはスピーディーに解決したいものです。システムを選ぶ際は、「問い合わせ先が明確」「システムも機器も一つの窓口で対応してもらえる」といった、もしものときのサポートも重要なポイントです。
『スコーレ』なら6つの運用サポートをご提供
『スコーレ』は、以下の6つの運用サポートを年間保守契約の範囲内でご利用いただけます。

トラブルが発生したとき、原因がシステムなのか周辺機器なのかわからない場合でも、気にせずすぐに問い合わせできるのが、『スコーレ』のメリットです。メールや電話でトラブル内容を聞き、どこに原因があるか判断した上で、最適な担当部署へつなぎます。トラブルの内容によっては、リモートで解決できる場合もあります。校務支援システムを外部ネットワークと切り離して運用しているなど、リモートで解決できない場合は、現地での保守対応も可能です。
また、カスタマイズしたドキュメントの管理や、障害時のバックアップメディアからのシステム復旧などにも対応しています。
システムから周辺機器まで、メーカーの枠を超えトータルサポート
ウチダエスコは、システムだけでなく複数のメーカーの機器も取り扱っています。
弊社からご購入いただいた機器にトラブルが起きた場合、メーカーを問わずすべて弊社で一手に修理ができる「マルチベンダー保守」を行っています。
メーカーから認められた正規の修理業者として、北海道から沖縄まで全国33カ所にあるサービス拠点よりスピーディーに対応へ伺います。
また、オプションとはなりますが、システムから機器のことまですべてのトラブルにワンストップで対応し、最適な解決方法をご案内する「ヘルプデスクセンター(E-BOSセンター)」もご用意しています。
トラブルの原因がシステムなのか、機器なのか、という判断は、専門知識がないと非常に難しいものです。「どこが壊れているかわからない」、「システムではない機器が壊れている」という状況でも柔軟に対応し、スムーズな運用をサポートできるのが『スコーレ』の大きな強みです。
まとめ
校務支援システムについて、よくある質問と回答をご紹介しました。
ウチダエスコは、校務支援システムはもちろん、セキュリティを高めたネットワークの構築、使いやすい機器のご提案、保守までトータルサポートが可能です。
校務支援システムのリプレースや新規導入をお考えであれば、セキュリティ体制やシステムの周辺機器を見直すよい機会です。
「今、こんなことで困っている」「こういう運用環境を作りたい」といったお悩みやご要望がございましたら、ぜひご相談ください。
『スコーレ』の実際の操作や画面の動きをご覧いただける「オンラインデモ体験」を随時開催しています。
校務支援システムの導入・運用に関するご相談にもお応えしています。ぜひ、ご参加ください。
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