高齢者介護ソフト 絆Coreを導入いただきました「いきいきプラザ一番町」様の導入事例をご紹介いたします。
いきいきプラザ一番町は、特別養護老人ホームや高齢者住宅などの高齢者福祉サービスに加え、千代田区の住民のための設備(ホールやプールなど)もある総合福祉施設。2005年より高齢者福祉サービス分野で、高齢者介護システム『絆』をご利用です。今回は、いきいきプラザ一番町の施設長で、運営母体である社会福祉法人東京栄和会の理事の今井隆様に、『絆』を選択した経緯や、実際に使ってみての感想などを伺いました。
いきいきプラザ一番町で提供している高齢者福祉サービスに、介護ソフトが導入されたのは、介護保険が始まった2000年4月のことでした。その際の選択基準は、運営委託者である千代田区とのインフラの共通性。千代田区が導入しているシステムと同じ会社の介護ソフトを導入しました。しかし、使い勝手の悪さや、バージョンアップのスピード感などに不満が募るようになり、システムの変更を考えるようになりました。
2005年に『絆』へ切り替えることになったのですが、その際、決め手になった理由は、主に以下の3点。今井様に当時のことを振り返っていただきました。
「当時、いろいろな介護ソフトのDMがたくさん届いていましたが、DMだけだとシステムの特徴や違いはわからないんですよね。どうしたらいいか迷っていたちょうどそのときに、ウチダエスコさんの営業担当者が来て、機能について説明をしてくれたんです。今までの課題をクリアしてくれるソフトだということがわかりました」
「現場の職員を何人か連れてウチダエスコさんに行き、デモをしてもらいました。使い勝手を確認した相談員たちが“これはいい!”と気に入ってしまいまして。彼らがほしい機能が詰まっていたようです。施設長としては、実際に使うことになる現場の声は大事ですからね。導入決定に大きな力となりました」
「運営委託者である千代田区に利用者様の人数や要介護度の推移、入退院の推移などの利用状況を集計して報告する必要があります。『絆』には、報告に必要なデータの生成が簡単に行える仕組みが整っていたので、切り替えを決めました」
システムの切り替えで最も重要なのは、データの継続性です。『絆』は、他システムから過去データを引き継ぐことが可能です。
「利用者様のデータは施設にとっての生命線です。過去の記録が消えたり、間違えて引き継がれたりしたら、業務に多大な支障をきたします。 『絆』は、ウチダエスコさんが責任もってデータを引き継いでくれるということでしたが、本当にちゃんと引き継がれているのか、多少の心配はありました。しかし、職員がすべての記録をチェックしたところ、ミスはひとつもなく、心配は杞憂に終わりました」
現在は、介護職員、相談員、ケアマネジャー、事務系など(非常勤を含め約90人)の職員の多く方が、それぞれの業務内容に合わせたアクセス権限を付与され、『絆』を活用していらっしゃいます。導入後2回ほど契約更新のタイミングがありましたが、他の介護ソフトへの切り替えを考えたことはあったのかをお聞きしたところ、
「導入から10年以上たっていますが、現場から、“使いにくい”とか、“他のシステムに切り替えましょうよ”といった声があがってきていません。現場から不満の声が出ていないことが、使いやすさの何よりの証拠です。ですから、切り替えを検討することはなかったです」
という回答をいただきました。
「『絆』は、毎年の定期バージョンアップで、現場が“あるといいな”と思う機能が増えていくんですよ。少しずつ便利になっていくところもよいですね」
続いて、ウチダエスコのサポート体制について、お話を伺いました。
「長く勤めている職員は、通常の操作で困ることはほとんどなくなっています。新人職員を対象勉強会や新しい機能の講習会は、定期的にウチダエスコさんに開いてもらっています。 わからないことがあった場合でも、サポートセンターに問い合わせれば、遠隔で画面操作をしながら、丁寧に対応してくれますね。それでも解決できない場合は、専門のスタッフが来て対応してくれます。サポート体制については満足していますよ」
ウチダエスコは、『絆』のような介護ソフトの提供に加え、オフィス空間の設計や内装工事なども行っています。そんなウチダエスコに期待することや、現在の課題、今後の展望について、お話を伺いました。
「目下の課題は、建物の老朽化です。そろそろ大規模修繕が必要になってきています。一方で、時代の流れは、個室ユニット化です。大規模修繕のタイミングで、介護報酬の高いユニット個室を設置したいのですが、建物の構造上難しいところもありそうで、どのようにしたらよいのかを知りたいです。ぜひ、相談にのってほしいですね。 『絆』の介護情報タブレットシステムや、徘徊センサー、セキュリティカメラなどの見守りシステムも魅力的です。導入するのなら、大規模修繕のタイミングに合わせたいのですが、現場のニーズに合っているかどうかを慎重に見極め、利用者様と職員、双方にメリットがあるサービスを取り入れていきたいと思います」
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