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学校法人泉心学園 熊本国府高等学校 様
2024.04.22

校務支援システム「スコーレ」導入の決め手は、カスタマイズしなくても使えること
全国の私学での実績も魅力的だった

熊本国府高等学校は2021年に創立80周年を迎えた伝統校です。前身が熊本女子商業学校だったこともあり普通科とビジネス科を設置し、実業系の学びにも力を入れています。アスリートコースや公務員コースなど、生徒の興味にあわせたコースもあり、一人ひとりの多様性に寄り添う教育を実践しています。
同校は学習指導要領が変わることをきっかけに、2019年にウチダエスコの校務支援システム「スコーレ」を導入しました。導入の経緯や導入後から5年たった現在の様子、今後の展望などを副校長の土屋 博昭先生(導入時は教務主任で、導入責任者)にお聞きしました。

熊本国府高等学校の全景

校務はすべてExcelで実施。関数エラーが起きるたびに特定の教員に修正のしわ寄せが発生

スコーレ導入以前は、校務はExcelで行っていた熊本国府高校。Excelの関数エラーへの対応や、1クラスの情報を1つのUSBメモリで管理していたことに起因する利便性の悪さなど、さまざまな問題が起きていました。

「Excelは誰でも使えるのはよかったのですが、触っているうちに関数がエラーになったり、年度はじめの切り替えの際に範囲指定を間違えたりといったことが発生していました」

同校では、Excelの管理は特定の先生が担当していました。エラーなどの不具合が生じると、その先生に修正を依頼しており、属人化しているところも問題だと土屋先生は考えていました。

「特に学期末など校務が集中する時期は、Excelの修正依頼が増えます。修正が終わらないと成績処理などの作業ができないため、先生たちは修正の順番待ちという非常に非効率な状態になることもありました。1クラス1USBメモリでの管理は、あとからデータをまとめるにしても、データを閲覧するにしても、一元管理ができず不便でしたね」

続いて、校務支援システムの導入を本格的に検討することになったきっかけについてお聞きしました。

「導入の数年前から『このままExcelで続けるのは難しい。そろそろ限界だろう』と考え、他校の状況などを調べていました。ちょうどそのころ、学習指導要領が変わることになり、それにどう対応するかの協議が始まりました。校務支援システムを導入するなら今だと思ったわけです。当時の校長・教頭に提案したところすぐに受け入れられ、検討が始まりました」

泉心祭(文化祭)ステージ部門の書道部の様子
泉心祭(文化祭)ステージ部門の書道部の様子

スコーレ採用の理由は「コスト面」「永続性」「実績」。決め手は「カスタマイズはしなくてよい」と言われたこと

なぜ、スコーレだったのでしょうか?スコーレを選ぶに至った経緯をお聞きしました。

「周辺の高校で校務支援システムを導入したという話は聞いたことがなくて、具体的な知識もなく、最初は手探り状態でした。パンフレットを見るだけではわからないことも多かったので、話を聞くことになりました。DMを送ってきた企業や営業電話がかかってきた企業のなかから、実際に会ったのは3社ほどだったと思います」

3社のうちの1つがウチダエスコだったとのこと。スコーレを選んだ理由のポイントは3つ、1つめは「コスト」、2つめは「永続性」、3つめは「実績」でした。

「大きな企業のシステムはコストがかかるものが多かったです。一方で、小さな企業や社歴の短い企業は、永続性の観点から不安でした。校務はずっと続きますから、急に撤退されたら困ってしまいます。地元企業の話も聞きましたが、熊本県には私立校が少なく、参考にできる事例をもっていなかったんですね。

それに対しスコーレは、コストは許容範囲でしたし、ウチダエスコさんは校務支援システムを長く提供しているので安心感がありました。また、全国の私学での導入実績もたくさんありました。特に新課程に変わることを見据えた導入だったため、私たち自身にどのように対応したらよいのかの知見がありませんでした。そのようななか、首都圏や大都市圏の私学がどのように対応しようとしているのかを教えてもらえるのは魅力的でした」

導入に至る最後の決め手は、ウチダエスコの営業担当者の一言だったそうです。

「営業担当者から、しばらく使って熟慮してから、必要ならばカスタマイズする方法もある、と言われたんですね。この一言で、カスタマイズをしなくても使えそうだと思えました。導入時の初期費用を抑えたいという希望もあったので、カスタマイズはしないことに決めました。
実際に5年使っていますが、カスタマイズしなくてもすごく困ることはないですね。一方で、どうしてもここだけは変えたいというところが明確になりました。改めて、カスタマイズしなくてよかったと思っています」

授業の様子

困ったことがあれば、リモートで相談。メール、電話、遠隔操作などサポートにも満足

導入から約5年。スコーレの使い勝手についてお聞きしました。

「帳票の見え方がガラッと変わったので、最初の戸惑いは大きかったです。先生たちには、『これを使うしかない』と説明し、『まずは慣れてください』と伝えました。今思うと少し強引だったかもしれません。あとはウチダエスコさんにも要所要所で来てもらい、説明をしていただきました。

現在では、先生たちは皆、スコーレを普通に使っています。校務支援システムは普通に使えるのが一番よいと私は思っていまして、先生たちに自然に受け入れてもらっていると感じています。
新人の先生には最初ガイダンスをしますが、その後は操作に困ることがあっても、近くにいる先生に聞けばたいていのことは解決できるくらい全員に浸透しています」

最近では、スコーレ担当の先生に問い合わせがあるときは、ウチダエスコのサポート部門に聞かないと解決できないものばかりになっているそうです。

「トラブルなどは電話、メールなどで聞けば解決してもらえます。遠隔操作もあるので、地方でも困ることはないですね。スコーレ導入後間もなくコロナ禍が始まり、サポートに来てもらうことができなくなりましたが、その間も困ったことは一切なかったです。

問い合わせたうちのいくつかは、機能的にできないこともありました。そういった際も『なぜこれをしたいのか』を伝えたら、代替案を提示してもらえました。ウチダエスコさんはいつも我々の意図を汲んでくれます。少し厳しめのお願いをすることもありますが、丁寧な対応に感謝しています」

まだまだ使い切れていないスコーレの機能。Web出願との連携も検討中

最後に、今後、スコーレをどのように活用したいと考えているかをお聞きしました。

「スコーレには活用できる機能はたくさんあるのに、まだ使いきれていません。たとえば、生徒の面談記録や進路統計などが使えると便利になると思っているのですが、前段階の準備が必要で、今現在はすぐに使える状態にはなっていません。今後は、こういったことにもスコーレを活用していきたいですね。

現在、Web出願の導入を検討しています。入試の際に得られた情報をスコーレに取り込みたいと考えています。ぜひ、サポートをお願いします」

お客さまについてCLIENT

学校法人泉心学園 熊本国府高等学校様

学校法人泉心学園 熊本国府高等学校 様

ホームページ http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/
所在地 熊本県熊本市中央区国府2-15-1
学校の紹介 1941年創立。前身は熊本商工会議所が設立した熊本女子商業学校で、1994年普通科を設置し、校名を現在の熊本国府高等学校に改称。1995年男女共学となった。普通科とビジネス科があり、普通科には、普通コース、特進コースに加え、スポーツが盛んだった伝統をうけアスリートコースもあり、ビジネス科には、アクティブビジネスコースとコンピュータビジネスコースがある。3年生になると公務員コースも選べる。多様性に富み、実学を重んじる校風で、2021年の創立80周年の際に生徒主導で作った「君への追い風 はじめる物語(ストーリー)」をキャッチフレーズとして掲げている。

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