京都市の中心部である下京区の西部に立地し、クリニックや介護・福祉施設等のグループ施設と連携しながら質の高い医療を提供する京都武田病院様。1981年の開設以来、地域の医療ニーズに応える病院づくりを推進し、救急から在宅まで、街の医療を幅広く支えています。安定した医療体制の構築や病院全体の機能をマネジメントするSeven Dreams Group 医療事業部では、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけに院内のDX(デジタルトランスフォーメンション)化を加速させ、その一環として『MAXHUB「All in One Meeting Board」(以下MAXHUB)』を導入されました。医療機関の中枢を担う現場におけるMAXHUBの活用方法と、導入によって得られた効果を医療品質部の伊藤和範部長に伺いました。
(2024年9月取材)
効率的かつ有用性の高いコミュケーションを実現
社会全体に大きな影響を及ぼした新型コロナウイルス感染症の拡大。医療業界においては特にその影響が大きく、感染拡大防止と業務効率化の観点から、京都武田病院様も働き方や会議スタイルの変更を余儀なくされました。リモートワークや遠隔医療のニーズが高まるなか、電子カルテのリプレースのタイミングとも重なったことで会議開催の機会も増加。より効率的なコミュケーションを実現するためのツールを模索し、『MAXHUB』を導入されました。
「京都の南部から北部までグループ施設が点在しており、遠いところだと片道2時間近くかけて移動して会議に参加することもありました。往復で約4時間なので、ほぼ半日ですよね。この移動時間はもったいないという思いと、会議のために集まることで感染拡大のリスクもあるということで、少しずつオンライン会議へシフトしていきました。ただ、オンライン会議が増えていくなかで、もっと活発にディスカッションできる場や設備の必要性を感じるようになり、医療業界内でも高い評価を得ていた『MAXHUB』を導入することになりました」

会議が完全ペーパーレス化し、様々なメリットを創出
『MAXHUB』のメリットについては、以下の4点が挙がりました。
紙の資料が不要で、会議準備にかかる負担が大幅に軽減
『MAXHUB』は、共有フォルダやサーバへの接続権限を付与すれば、必要な情報・データにストレスなくアクセスでき、大画面で共有することが可能です。もちろん、会議参加者のノートPCとも簡単に接続できるので、急に必要になった資料やデータなども、時間をロスすることなく画面に表示することができます。
「会議に参加するための移動時間が削減できたのと同時に、会議の準備に掛かる時間と負担も大幅に軽減できたのがとても大きなポイントですね。『MAXHUB』を導入する前は、会議の前に参加者全員分の紙の資料をプリントアウトしてセット・配布する必要がありましたが、今は完全にペーパーレスなので、その手間や時間もなくなりました。資料をプリントアウトし忘れて情報を共有できないということもないので、会議がとてもスムーズに進行できています。また、議事録も会議をしながら作成して、会議終了後すぐに共有フォルダに保存できますし、すごく効率的になりましたね」

画面を見ることで表情も見えて、議論が活性化
手元の資料やPCを見ながら情報を共有するのではなく、大画面で情報を共有できる『MAXHUB』は、提示・説明している内容を話者と参加者が同じ目線かつ同じタイミングで見ることが可能です。
「手元に配布された紙の資料を見ながらの説明だと、参加者の顔はどうしても下に向きがちになりますよね。でも『MAXHUB』を使った会議だと、話者が大画面の横に立って画面を指し示しながら説明するので、必然的に参加者の顔が前を向くようになり、顔を見てコミュケーションをとりながら会議が進行できます。これによってディスカッションも活性化しますし、どの資料の何を説明しているのか把握できないという状況もなくなりましたね。あと、プロジェクタで資料を投影するスタイルの会議だと部屋を暗くしなくてはなりませんが、『MAXHUB』なら部屋の明るさはそのままで会議ができるのも良いですね。相手の顔も良く見えますし、光の加減や影によって資料が見えづらくなることもありません」

リモート参加でも、疎外感を感じることなく議論に参加
『MAXHUB』は、55型から86型までのディスプレイサイズをラインナップ。使用する空間にあわせて最適なサイズを選択し、高精細な画像を映し出せます。また、4800万画素の広角カメラを備え、発信者側の空間もクリアかつワイドに映すことができます。
「以前のオンライン会議では、会議用の小さいカメラやマイクを使用して行っていましたが、顔が写らなかったり音声が拾えなかったり、トラブルが多くて会議が始められないことが多々ありました。また、会議室にいる複数の参加者と、個人でオンライン参加している人との間に隔たりがあるように感じましたが、『MAXHUB』を導入してからは会議室側の参加者全員が映し出されますし、共有資料も大きくキレイに見られるので疎外感のようなものを感じることはなくなりましたね」

操作が簡単で、誰でも簡単に使いこなせる
『MAXHUB』はタッチパネルで直感的に操作ができるだけではなく、画面への書き込み機能も備えています。ペン機能を使って、訴求したい点や重要なポイントを丸で囲んだり、自由に文字を書き込んだりできるので、よりわかりやすく情報を共有することが可能です。
「使い慣れるまでは苦手意識がありましたが、慣れてしまうと本当にラクですし便利ですね。私は機械を使うのが苦手な方なのですが、それでも使えていますし、普段から抵抗なく使っているということは、すごく使いやすいツールなのだと思います。あと、ドングルでパッと画面を切り替えられるのも、とても便利ですね。プレゼンテーションや会議での利用はもちろん、スタッフの皆さんに向けたオンラインの研修会や、医師向けのオンデマンド講習の受講などにも活用しています」

会議をよりスムーズに、より活発にしていきたい
今後の『MAXHUB』の活用方法や展望についても伺いました。
「会議をよりスムーズに、より活発に行えるようにするのと同時に、正確に情報を共有できるようにしていくことが大切だと考えています。そのうえで、さらに便利な機能も使いこなせるようにしていきたいですね。そして、もっと多くの部署や会議で『MAXHUB』を活用してもらって、すべての会議がペーパーレスで行えるようにできたらと思います」

お客さまについてCLIENT

医療法人社団 恵心会 京都武田病院 様
ホームページ | https://www.kyototakeda.jp/index.html |
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所在地 | 〒600-8884 京都市下京区西七条南衣田町11 |
施設の紹介 |
1981年に開設された、総合内科・整形外科・人工関節手術・リハビリテーション・血液透析などの診療に特徴をもつ専門病院。京都府内にあるクリニックや介護・福祉施設等のグループ施設と連携し、地域の医療・介護を幅広く支えている。 2025年2月1日よりAI技術を搭載した新しい1.5テスラMRIが稼働します。 従来のMRIよりも検査時間が短くなり、より高品質な画像を提供することができます。 |