いよいよ高等学校でも、来年度の新入生から観点別評価が始まります。「どのように評価を付けるのか」「どのような帳票が必要なのか」など検討を重ねている学校も多いのではないでしょうか。『スコーレ』でも観点別評価に合わせた追加機能の開発を進めており、今年度中に提供をスタートさせる予定です。
そこで今回は、『スコーレ』に新しく加わる観点別評価の入力機能や帳票類についてご紹介します。操作画面や帳票の見本も取り上げます。「観点別評価に対応するための業務イメージがつかめない」という先生方、ぜひご覧ください。※本記事で取り上げる操作画面や帳票は、現在開発中のものです。実際にお届けするものと異なる場合があります。
新たに観点別評価に取り組む先生方をサポートできるよう、操作性や使い勝手を重視して、さまざまな機能の追加を準備しています。追加される機能の中から一部をご紹介します。
はじめに観点別評価の基本的な入力操作をご紹介します。下の図は今回開発中の観点別評価の入力画面です。 入力したい値(A・B・C)を「入力値」で選択し、各生徒の観点欄をクリックするだけで選択した値を入力できます。この手順で、A・B・Cをそれぞれ入力していきます。
基本の手順以外にも、効率よく入力作業を行える機能をご用意しています。ひとつが「初期値設定 」機能です。操作画面上部の「初期値」で値を選択すると、選んだ値がクラス全員の観点欄に一括入力されます。最も該当人数が多い値を「初期値」で入力してから、その他の値を「入力値」を使って入力することで、作業の手間を軽減できます。この他に、エクセルからコピー&ペーストで入力することも可能です。使い勝手のよい方法でご使用ください。
観点別評価では、学校や教科ごとに評価の規準 が異なります。そこでスコーレでは独自に“観点評価用の評点”欄を設けました。学校や教科ごとに定めた判断基準となる数値をこの欄に入力して、観点欄の入力に役立てることができます。評点欄と観点欄は図のように両方を表示することもできますし、どちらかひとつだけを表示することもできます。
『スコーレ』では、学年末だけでなく、定期試験後や学期末の観点別評価も記録することができます。通知表に連動して反映できる機能もあります。学校の方針に合わせてご活用ください。
こちらは入力した情報をもとに出力した指導要録の見本です。「観点別学習状況」の欄には、左から「知識・技能(技術)」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の評価が記載されます。
『スコーレ』では、観点別評価のデータを多目的に活用できるよう、さまざまな形式の帳票を用意しています。一例をご紹介します。
科目ごとの観点別評価を一覧できる帳票です。評定の併記も可能です。クラス全員分の評価を把握できます。
3観点ごとの評価と、判断基準となるスコーレオリジナル評点を一覧表示した帳票です。観点別評価の詳細をクラス単位で確認できます。
クラス全員の全科目の観点別評価と評定を一覧にした帳票です。欠時の表記も可能です。該当学期の学習状況を把握できます。
「評定」の欄は、「素点」や「評点」に切り替えることができます。
下の図は、上で「評定」を記載していた欄を「素点」に変え、欠時を表記しない設定にした例です。
来年度から始まる観点別評価に向け、『スコーレ』では、さまざまな用途を想定して改修を進めています。本記事でご紹介した観点別評価に関連する機能は、今年度中にご提供していきます。
現在は観点別評価についてどのような対応をするか検討中の学校が多いようです。4月以降に運用が始まり、使い方や方針が明確になったころに、ぜひ、「こんなことをしたい」「こんなことはできないか」といったご相談をお寄せください。みなさまからのご意見をもとに、今後さらに機能をブラッシュアップしていく予定です。
<補足>なお、今回の機能追加は定期保守内の改修です。今回に限らず、帳票類の様式変更など、法令改訂に伴うシステム改修を定期保守内で行っているのも『スコーレ』の特徴です。 他社の校務支援システムでは別途カスタマイズ費用がかかることもあるようですが、『スコーレ』ではそうした心配がありません。長い目で見ても安心してお使いいただけます。
『スコーレ』の実際の操作や画面の動きをご覧いただける「オンラインデモ体験」を随時開催しています。校務支援システムの導入・運用に関するご相談にもお応えしています。ぜひ、ご参加ください。 https://www.esco.co.jp/service/scholev3demo/