2020.09.11

調査書の様式変更に対応。ウチダエスコの校務支援システム『スコーレV3』

高校の調査書の様式変更により、記載量が増加。
校務支援システム『スコーレV3』で対応できることは?

高校の調査書の様式変更により、記載量が増加。 校務支援システム『スコーレV3』で対応できることは?

令和3年度の大学入試に向けて、高等学校の調査書様式が変わります。旧様式よりも記入枠数が増えたり、スペースが広がったりするなど、生徒一人ひとりにあわせて弾力的に記載できるようになりました。
すでに統合型選抜(旧AO入試)や、学校推薦型選抜(旧推薦入試)への出願を考えている生徒の調査書作成に、着手されている先生方もいらっしゃるかと思います。今回はあらためて新調査書の主な変更点を整理し、新調査書作成のために校務支援システムがどう活用できるのか、先生方の業務をどのようにサポートできるのかをご紹介します。


目次

情報量が増え、枚数は無制限に。調査書の何が変わる?

今回の調査書様式の変更において、旧調査書から大きく変わったのは次の3点です。

所見欄が3枠→6枠へ増加

「指導上参考となる諸事項」欄(いわゆる「所見欄」)の記入枠が、1学年3枠から6枠へ増え、記載スペースが大きくなりました。
生徒一人ひとりの特徴や個性、多様な学習や活動への取り組みをより適切に評価するため、詳しい内容を書けるように見直されています。

生徒作成の資料も添付可能に

旧調査書でも備考欄に収まりきらない内容は“別紙”として添付することができましたが、新調査書では生徒自身が作成した活動報告書や大学入学希望理由書などの資料の添付も可能となりました。

A4サイズの両面印刷に限定

用紙サイズや印刷方法にも変更がありました。
旧調査書はA4サイズ2枚分で、印刷の際は、A4サイズの紙に両面印刷、またはA3サイズの紙に横並び印刷のいずれも可能でした。しかし、新調査書ではA4サイズの紙に両面印刷をすること、と規定されました。

今回の様式変更では、全体的な記載量が増えただけでなく、生徒一人ひとりの取り組みにあわせた内容にしたり、資料を添付したりするなど、より細やかな対応ができるようになりました。
これまでA3サイズで印刷をしていれば、A4サイズの両面へ印刷設定の変更が必要となる場合もあるでしょう。

『スコーレV3』なら、調査書様式変更に柔軟に対応。先生方の負担も軽減

様式の変更に伴い、調査書作成に必要な時間は、これまで以上に増えることは確実といえそうです。そこで考えたいのが、校務支援システムの活用です。

校務支援システムは、出欠や成績など生徒に関するさまざまな情報を電子化し、一元的に管理できます。記載事項が多い新調査書も、過年度に蓄積された情報を使いながら、効率よく作成することが可能です。

例えば、ウチダエスコの校務支援システム『スコーレV3』を導入すると、以下のようなメリットがあります。

指導要録の所見データを複写できる

1、2年生時に入力された指導要録の情報を、調査書へ複写できます。「対象生徒分を一括で」「特定の項目ごとに」など、複写方法の選択も可能です。
貼り付けた内容を編集しながら調査書作成ができるので、大事な情報を書き漏らすことがありません。

フォントサイズは3種類。定型文登録で入力負担を軽減

調査書のフォントサイズは、「大」「中」「小」の3種類から選べます。所見や備考などに記載される内容やボリュームにあわせ、最適なバランスでレイアウトできます。また、よく入力する文章を定型文として表示できる機能も備えています。

他社システムからのデータ移行も簡単

様式変更のタイミングにあわせて、校務支援システムをリプレースしたいという学校から、「これまで蓄積したデータは、スコーレに移行できるのか」というお問い合わせをよくいただきます。

『スコーレV3』なら、以下2つの方法で、データ移行が可能です。

1.専用のエクセルシートを使う方法

『スコーレV3』へデータを取り込むための専用シートに、現システムのデータをいったん移行していただきます。その後、専用シートから『スコーレV3』へ、一気にデータを取り込みます。

2.ウチダエスコがデータを移行する方法(オプション)

現システムのデータをエクセルファイルやcsv形式などの電子データにしたものを弊社にご提供ください。オプションとはなりますが、『スコーレV3』へのデータ取り込み作業を承ることも可能です。

データを一元管理することで、同じような帳票を手作業でいくつも作成する手間を省くことができます。また手入力による人為的なミスも防げます。
システムが得意な作業は『スコーレV3』に任せ、空いた時間を生徒指導など、先生方にしかできないことに充てていただくことが可能となります。校務支援システムの導入は、働き方改革にもつながる一手です。

今後も変わり続ける帳票類。長い目で見た校務支援システム選びが必要

何度も同じ文章を入力するときは、定型文機能が便利です。よく使う文章を管理者がマスター登録すると、学校全体で共通の定型文を使用できます。入力時は「参照」ボタンで開いた小窓から、使用したい

調査書などの帳票類は、学習指導要領の改訂に伴い、今後も定期的な変更が予想されます。 そのたびに、新様式にあわせたレイアウト変更やシステムの仕様変更などが必須です。

校務支援システムによっては法令変更対応のたびに、別途カスタマイズ料金が発生する場合もあるようですが、『スコーレV3』は違います。今回のような帳票類の様式変更に対しては、年間保守費用内で対応しています。

校務支援システムは、一度導入すると長く使い続けるものです。システムを選ぶ際は、必要な機能がそろっているか、困った時のサポート体制は万全かということだけでなく、長期間の利用を見据え、帳票類の様式変更にどのような対応をとるのかということにも、ぜひ着目してみてください。

まとめ

本記事では、令和3年度大学入試に必要な新調査書の主な変更点と、校務支援システム『スコーレV3』導入のメリットについてご紹介しました。

校務支援システムの活用は、日々の業務や帳票類の作成をスムーズにして、先生方の働き方改革を推進します。調査書が変わるこの機会に、貴校のニーズに合った校務支援システムの導入、見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

『スコーレV3』の導入には、通常半年~1年ほどかかります。
新規導入や他社システムなどからのリプレースをお考えの場合、本格的な調査書作成シーズンを控えた今がおすすめです。お早めにご相談ください。

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